1815年6月18日@ベルギー

ナポレオン軍を撃退 ワーテルローの戦いとハイランダー
スコットランドには「共通の祖先を持つ」氏族(Clan)という血縁集団が存在し、ドナルド(Donald)マクドナルド(MacDonald)マクレガー(MacGregor)などは日本でも馴染みの深い氏族の名前です。
日本で言えば「藤原一族」などといったところなのでしょうか?
日本とヨーロッパとでは文化も、それに基づく言葉も違いますので一対一の比較はできませんけど。
そのスコットランドの氏族にCameron(キャメロン)があります。
キャメロン氏族はハイランド地方にその起源を有し、その勇敢さから、様々な戦闘に関わっています。
スコットランドの非公式国歌「スコットランドの花(Flower of Scotland)」の元となったバノックバーンの戦い(1314)にも加わりましたが、近代史にも登場します。                             バノックバーンの戦いについては以前にも少し触れましたが、また近日中にご紹介する予定です。
その一つは19世紀、ヨーロッパ大陸でおこりました。
1815年2月、フランスのナポレオン皇帝は流刑されていたエルバ島を脱出すると、軍を率いパリへ入りました。3月にはパリで再び皇帝になり、更に勢力を拡張しようとし、12万4,000人の兵を引き連れてベルギーへ向かったのです。
ベルギーではウェリントン公率いる英国・オランダ連合とブルッヒャー元帥率いるプロイセン軍、計21万5,000人が待ち構えます。
最初、ナポレオン軍は攻勢に出ますが、ついにワーテルロー(Waterloo)で敗れ、ナポレオン自身は英国へ逃亡します。
ワーテルローの戦い1815年6月18日のことです。
この時、英国軍で中心的に活躍したのがキャメロンの軍隊だったと言われます。
1829年、メアリー・マックスウェル・キャンベルによって、「キャメロンの進軍(The March of the Cameron Men)」が作られました。(マックスウェルMaxwellもキャンベルCampbellも氏族Clanの名前です。)
これは必ずしもワーテルローの戦いを題材にしたものではありませんが、キャメロン氏族の心意気が伝わってきます。
6月20日頃までこのスペースの音楽を「キャメロンの進軍」にしますので、参考にしてください。
コーラスの最後の部分は「’Tis the march of the Cameron men. ’Tis the march, ‘tis the march, ‘tis the march of the Cameron men.」と歌われます。
それにしても舌を噛みそうな歌詞ですね。
The March of the Cameron Men (Mary Maxwell Campbell)
1.There’s many a man of the Cameron Clan        キャメロン一族が大挙し
   That has followed his chief to the field;           隊長に従い野に向かった
   He has sworn to support him or die by his side,    死を賭して隊長を守ると誓った
   For a Cameron never can yield.                    キャメロンは決して屈しないから。
                             -Chorus-
      I hear the pibroch sounding, sounding,             バグパイプが鳴り響く
      Deep over mountain and glen,                       山や谷深くに
      While light-springing footsteps are trampling the heath    足取りは軽く、ヒースを踏みしめる     
       ‘Tis  the march of the Cameron men.                これこそキャメロンの進軍だ。(’Tis=It is)
2.Oh ! proudly they walk; but each Cameron knows おお、誇り高く彼らは歩くが、誰もが知っている
   He may tread on the heather no more;          もう二度とヒースを踏み鳴らすことはないかもしれないと。
   But proudly he follows his chief to the field,      だが、誇りを持って隊長に従い野へと進む
   Where his laurels were gather’d before.        月桂樹が茂る野へと               
                             -Chorus- 
3.The moon has arisen, it shines o’er the path        月は昇り道を照らす(o’er=over)
   Now trod by the gallant and true;                 今や勇気と真実で踏みしめられた道を
   High, high are their hopes, for their chieftain hath said,  高く、高く望みを抱く。族長が言ったから
   That whatever men dare they can do.               どんな困難があろうと、成せば成る。と
                            -Chorus-
                   (hath=has)
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