マイケル・コリンズ

アイルランド独立に命をかけた闘士
 
アイルランドで1916年におこったイースター蜂起については以前にも書きました
その蜂起に加わった一人にマイケル・コリンズMichael Collins、アイルランド語名はMicheál Ó Coileáinがいます。
コリンズは1890年10月16日、アイルランド、コーク州で生まれました。
少年時代から政治に関心を持ち、10代後半にはアイルランドの共和主義者(republican)と付き合うようになります。
19歳の1909年にアイルランド共和同盟(Irish Republican Brotherhood、IRB)に加盟すると、その中でリーダーシップを発揮します。
1916年のイースター蜂起では総合郵便局(中央郵便局)(General Post Office、GPO)に立てこもり、逮捕されました。
蜂起の首謀者とは見なされなかったコリンズはやがて釈放されますが、コリンズは後にアイルランド初代大統領となるイーモン・デ・ヴァレラ(Éamon de Valera)らとともにシン・フェイン(Sinn Féin)に加わり、アイルランド義勇軍(Irish Volunteers)をも率い、1918年、アイルランドの首都ダブリンにアイルランド議会(Dáil Éireann)を作りました。
国際的にはまだ認められていない議会でしたが、イングランドはその議会とアイルランド独立の交渉に入ります。
そして、イングランドとアイルランド暫定政府はアイルランドの独立を目指し、1921年12月、英愛条約(Anglo-Irish Treaty)を結びました。
その締結に当たったのがアーサー・グリフィス(Arthur Griffith)を団長とする使節団で、コリンズも加わっていました。
この条約批准を巡って、アイルランド国内は二分され、内戦へと発展してしまいます。
批准反対の先頭に立ったのが、コリンズのかつての盟友、デ・ヴァレラでした。
そしてその内戦の最中、コリンズは故郷コークの小村ベール・ナ・ブラー(Béal na mBláth)で戦死しました。
コリンズを狙った暗殺とも言われていますし、また流れ弾に当たったとも言われています。
真偽のほどはわかりません。
その時コリンズは若干31歳でした。
アイルランド内戦について、歴史上の恥部としてアイルランドの歴史教育ではあまり触れられることがありませんが、1996年、コリンズの活動と生活を扱った映画マイケル・コリンズニール・ジョーダン(Neil Jordan)監督によって作成され、大ヒットしました。この映画の中で、リアム・ニーソン(Liam Neeson)がコリンズを演じています。
 
北アイルランドの英国被支配を固定化した現在の状況につながるこの条約締結に対しては今でも批判の声があります。
マイケル・コリンズをテロリストと言う人もいないわけではありません。
しかし一方、アイルランド国内では独立のため戦った人物として、讃えられています。
 
10月16日はマイケル・コリンズの誕生日です。
 
マイケル・コリンズをテーマにした曲はいくつかありますが、ここに紹介するのはデレク・ウォーターフィールド(Derek Waterfield)によって書かれたものですが、詳細については私はよくわかりません。
バラッドに分類されるもので、少々早口ですが、メロディーは馴染みやすいので、是非お聴きください。
 
     
  映画「マイケル・コリンズ」に乗せて歌われるMichael Collins
 
           Michael  Collins
 
Come listen all me1 true men to my simple rhyme
For it tells or a young man cut off in his prime
A soldier and a statesman who laid down the law
And to die by the roadside in lone Béal na mBláth2
When barely sixteen to England crossed o’er
For to work as a boy in a government store
But the Volunteers3 call he could not disobey
So he came back to Dublin to join in the fray
 
                             -Refrain-
At Easter nineteen sixteen4 when Pearse called them out
The men from the Dublin battalion roved out
And in the Post Office they nobly did show
How a handful of heroes could outfight the foe
 
To Stafford and gaols transported they were
As prisoners of England they soon made a stir
Released before Christmas and home once again
He branded old comrades together to train
Dáil Éireann5 assembled our rights to proclaim
Suppressed by the English you’d think it’s a shame
How Ireland’s best and bravest were harried and torn
From the Arms of their loved ones and children new born
 
                                -Refrain-
 
For years Mick6 eluded their soldiers and spies
For he was the master of clever disguise
With the Custom House7 blazing he found ‘twas no use
And soon Mother England had asked for a truce
Oh, when will the young men a sad lesson spurn
That brother and brother they never should turn
Alas that a split in our ranks e’re we saw
Mick Collins stretched lifeless in lone Béal na mBláth
 
                                   -Refrain-
 
Oh, long will old Ireland be seeking in vain
E’re we find a new leader to match the man slain
A true son of Gráinne8 his name long will shine
O gallant Mike6 Collins cut off in his prime
 
                                -Refrain-
 
1 me:my
2 Béal na mBláth:ベール・ナ・ブラー;コーク州の小村、コリンズが殺された土地
3 Volunteers:アイルランド義勇軍
4 Easter nineteen sixteen:1916年のイースター蜂起
5 Dáil Éireann:ダール(ドール)・エーラン;アイルランド(下院)議会
6 Mick、Mike:Michael
7 the Custom House:カスタム・ハウス(税関);1791年建立、1921年焼失。現在は再建されている。
8 Gráinne:グラーナ;ケルト神話に出現する女性
 
 
 マイケル・コリンズ(切手)

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