府中市美術館

アイルランド、スコットランド、
ウェールズ、イングランド
キラッと光る中規模美術館
 
英国のマンチェスター市立美術館からの作品を多く展示する「ターナーから印象派へ-光の中の自然」という企画が2009年春から豊橋市美術博物館岡山県立美術館と巡回し、最終地として東京都府中市の府中市美術館2月14日まで開催されています。
私は先日、この展覧会へ行ってきました。
私は府中市美術館へはこれまでにも何回か行っていますが、静岡県立美術館兵庫県立美術館と並び、私がとても気に入っている施設です。何といっても学芸員のセンスがよいと思いますし、小粒ながらピリッとしまった感じがします。
 
 企画展のパンフレット
 
京王府中駅まで来ればそこからは「ちゅうバス」という一種のコミュニティバスが出ていて、美術館には10分足らずで着きます。天気がよければ徒歩でも20分位で行けますし、隣の東府中駅からだと15分かからずに歩いて行けます。
  
小型の「ちゅうバス」。府中駅発 毎正時と30分です。
美術館前から駅行きは毎時13分と43分発。100円/回
 
美術館はこぢんまりしてゆったりした雰囲気です。東京23区の外といっても、そこは首都圏で、静岡県立美術館のように周りを自然に囲まれてというわけにはいきませんが。
入場料は大人800円で前売り券はありません。私が行ったのは土曜日で、10時府中駅発のちゅうバス利用でしたが、人はそう多くなく、ゆったり観ることができました。ただ、昼過ぎからはだんだん混んできました。
 
この真ん前に駅行きバスの停留所がある。
 
 美術館横にある池。落ち着いた雰囲気だ。
 
入口を入ってすぐの壁には左にパトリック・ネイスミス(Patrick Nasmyth)「クラモンド、エディンバラ近郊(Cramond, near Edinburgh)」ジョン・コンスタブル(John Constable)「ハムステッドのブランチ・ヒル・ポンド(Branch Hill Pond, Hampstead)」が展示されていました。それからずっと観て回るのですが、なにしろ100点もありますし、しかもターナーは言うまでもなく、その他にも私の好みの作品がいっぱいですので、時間がいくらあっても足りないくらいでした。
ジョージ・クラウセン(George Clausen)「春の朝:ハーヴァーストック・ヒル(A Spring Morning:Harverstock Hill)」ジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais)「グレン・バーナム(Glen Birnham)」は特に印象に残り、絵ハガキを買いました。とりわけ、前者は後方に見える教会へ葬儀に行ってきたと思われる上流階級の母子とその横で道路工事をする労働者階級とが対比的に描かれていて、当時の社会そのものが伝わってくる感じがします。
その他にも撃ち殺され雪上に横たわる母鹿とその母の乳をさぐる子鹿を描いたエドウィン・ランシア(Edwin Landseer)「乱射(A Random Shot)」、ロンドン近郊のノースタウンズの荒野と林の小川を渡る子供達を描いたジョン・リネル(John Linnell)「小川を渡る(Cross The Brook)」などが印象的でした。ウェールズ、アイルランド、スコットランドの川や海、山等を描いた作品も多くみられました。
 絵はがき 
春の朝:ハーヴァーストック・ヒル                  グレン・バーナム
 
とにかく作品数が多いので、特にイギリス風景画が好きな方は十分に時間をとらないとつまらないと思います。音声ガイドもあります。ここの美術館ではこの企画展以外に常設展の何点かも音声で解説してくれますので、とても重宝です。全部で50分位のガイドで借用料は300円。安いと思いました。
印象派作品が多く、日本人には受け入れられ易いのではないでしょうか。
でも、この企画も間もなく終了です。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。